こんにちは、大和高田市立図書館です。
2024年1月7日(日)に図書館学習室で、冬の科学実験教室「ミクロな世界を観る技術」を開催しました。講師は「関口おじさん」でおなじみ、関口芳弘先生です。
今回の講座では、顕微鏡使用しました。皆様も、理科の時間に使ったことがありますよね(ミジンコとかジャガイモのでんぷん質を紫色に染めたものとか観察しませんでしたか?)。
顕微鏡は実は、工業技術、ものづくりの分野でも活躍しているのです。この教室では、工業技術での利用を中心に、実験を通して顕微鏡の使い方をレクチャーしてもらいました。
上記写真左の簡易顕微鏡を使用しました。こちらを使って、塩や玉ねぎ、ナスのとげ、カラー印刷、硬貨やお札など身近なものをズーム in しました!写真真ん中は沖縄の星の砂です(これまた懐かしいです。観光地でカラフルでサラサラの砂(粉?)や小さな造花と一緒に小瓶に詰められたものがお土産として売られていましたね。担当者の家にもまだあるはず…)。不思議な形の星の砂の正体とは?
顕微鏡の歴史トリビアも面白かったです。イギリスのロバート・フック(画面右側の人物です)は1665年に出版された『顕微鏡図譜』の著者です。「細胞」という概念を定義してcellと名付けた大功労者ですが、当時の肖像画が残されていない(画面の絵は没後かなりの年数が経ってから描かれたもの)理由には、画面左のニュートンさん(超ビッグネーム)が関係している…とか。
などなど、子どもも大人も、とても楽しい時間を過ごすことができました。
関口先生、ありがとうございました!