こんにちは、大和高田市立図書館です。
今年6月、小説家の斎藤栄さんがお亡くなりになられました。
「タロット日美子シリーズ」や「江戸川警部シリーズ」など多くの推理小説で楽しませてくださった斎藤さん。なんと著作は400冊以上(WAO!)。
当館で所蔵しているのは、そのほんの一部ですが、集めて展示しております。奈良県(大和路や斑鳩)が舞台の作品もありますよ。
同じく6月には、梁石日さんもお亡くなりになられました。
私にとって梁さんの作品と言えば『血と骨』です。2004年に(もう20年前…)公開された映画版を観に行きました。
梁さんのお父さんをモデルにした主人公(ビートたけしさんが演じておられました)の、激しすぎる暴れまくりの人生に、若かった私は随分圧倒されたものです。映画鑑賞後、しばらく頭がぼーっとしてクラクラしていました(あの頃は若かったので、過激な作品を鑑賞する気力と体力がありました…)。
経営していた印刷会社の倒産、その後の喫茶店の雇われマスター生活、タクシー運転手時代など、波乱万丈の人生を送った梁さんの作品も、一部ですが所蔵しております。
斎藤さん・梁さんの作品は、雑誌コーナー前で、9月30日まで展示しています。図書館へお寄りの際は、どうぞこちらの展示もご覧ください。