こんにちは、大和高田市立図書館です。
今年7月、新潮社よりG.ガルシア=マルケス(1928~2014)作『百年の孤独』の文庫版が出版され、話題になりました。この作品は1967年にスペイン語で出版され(マルケスはコロンビア出身)、1972年に日本語訳が出版されました。
架空の地マコンド村を舞台に、ブエンディア一族の繁栄と衰退の百年を描いた壮大な年代記である本作は、マルケスの代表作であると同時に、20世紀中期のラテンアメリカ文学ブームを巻き起こすきっかけとなったそうです。
日本でも新装版、改訳版など出版され続けているロングセラー作品にも関わらず、なぜか一度も文庫化されていませんでした。そのうち「文庫化されたら世界が滅びる」という都市伝説まで生まれました(意味不明ですね)。
しかし、初刊訳から半世紀以上、マルケス没後10年を経て、とうとう文庫化されました(この新しい文庫版は当館で所蔵しております。カウンター・インターネットでご予約可能です!)。
前置きが長くなりましたが、この文庫化を勝手に当館で記念して、出版から100年以上経っても愛され続けている作品を独断でピックアップして展示いたします。
※一部、出版されてから100年に満たない作品も含まれております。四捨五入すれば100年だと考えた、担当者の大雑把な計算のせいです。
かつて読んだことのある作品、題名を知っていても読んだことのない作品を、この機会にお手にお取りください。